2000年4月7日
●● 打ち合わせ会で決まったこと ●●
連絡係
高井利憲先日の打ち合せ会では、まず大阪府大を卒業された森川さんが、 本研究会の活動で得られたサンプルによるブルーギルの胃の内 容物に関する研究について発表し、あとは、2000年度の活動 方針などについて話し合いました。出席できなかった琵琶湖博 物館の桑村さんのご意見により、今年度の大きな方針としては、 外来魚の中でも特にオオクチバスについて重点的に捕獲事業を 行っていくことに決まりました。理由としては、
などが挙げられました。
- 外来魚のすべてを対象に捕獲減少させると、その結果 深泥池に起こる変化を解釈する際に、どの魚種が減った影響 なのか判断しにくくなる。
- オオクチバスについては、成体の個体数が少ない上、 産卵する場所も限られているので、深泥池から個体群の多く を除去できる可能性がある。
いっぽう、今年度の保全活用事業の内容や予算配分を決める 京都市の深泥池保全活用委員会の日程が延期されたため、 今年度の研究会の活動方針は次回の打ち合せ会(4月30日(日))で 改めて話し合うことになりました。えり網による調査については、 5月中の設置が提案されています。
ただし、オオクチバスの繁殖活動は待ってくれないので、 今月の研究会活動をとりあえず下記のように決め、京都市の 了解を得ることになりました。
4月 9日(日) 10:00〜14:00 オオクチバス産卵床の確認と卵の採取 定点きめなど 4月15日(土) 10:00〜12:00 投網による外来魚の調査 4月16日(日) 10:00〜12:00 オオクチバス産卵床の確認と卵の採取 4月22日(土) 10:00〜12:00 投網による外来魚の調査 4月23日(日) 10:00〜12:00 オオクチバス産卵床の確認と卵の採取 4月29日(土) 10:00〜12:00 投網による外来魚の調査 4月30日(日) 14:00〜17:00 打ち合せ会追記。その後、竹門康弘さんが,京都市と交渉した結果、 深泥池水生動物研究会による外来魚調査捕獲事業が、予算配分 に先行して正式に認められました。したがって、9日からの 活動は問題なく公にできます。皆様には、お誘い合わせの上 上記,事業にご参加くださいますようお願いいたします。