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2008年9月の深泥池水生生物研究会からのお知らせ

連絡係 安部倉 完

第100回打ち合わせ会出席者 9月14日(日)14:00-17:00

竹門 康弘、宮本 水文、田末 利治、加藤 義和、嶋田 美咲、大畑 吉弘、伊藤 昭雄、安部倉 完 8名(順不同,敬称略)

1.はじめに

次回の打ち合わせ会は2008年10月12日(日) 14:00 から深泥池会館で行なう予定です。

2.夏休み底生動物調査結果報告(竹門康弘)

8月10日に実施した夏休み底生動物調査の結果が報告されました。以下はその概要です。今回は26人の参加者があり、計48分類群、447個体が捕獲されました。昨年は、南西開水域の全域で、トンボ類、エビ類、貝類が大きく減少していましたが、今回は、そのうちの一部、たとえば、カワリヌマエビ属、フタバカゲロウ、クロイトトンボ種群などが増加に転じている。また、学生アパート前でトウヨシノボリの成魚が複数個体再確認されたことは朗報でした。ただし、水中の有機物量が年々増加しており、それに伴い、水深30cm以下では溶存酸素量が低下している現状は変わっていません。そのため、多くの底生動物の生息域が岸沿いに限定されている状況となっています。
今年の総個体数は、例年と比べて遜色のないものでしたが、確認された分類群数は昨年の59から48へと減少しています。原因としては、東開水域に注ぎ込む水が完全に干上がったため、流水域のものは採れなかったことと、アメンボ科の採集努力が不足していたことが考えられます。

3. 水位(田末利治)

8/17-20にかけて少なくとも二度にわたり、深泥池の南西角の灌漑用樋門から放水があったため、水深は20cmまで低下してしまいました(6月時には50cmあった)。おそらく、畑作の灌漑用の放水と思われますが、事実関係を水利組合に確認した上で,京都市にも管理体制の強化を申し入れる必要があるとの意見が出されました。
(この件については、その後竹門・田末・加藤の3名で水利組合長を訪ねたところ、組合長を通さずに誰かが勝手に開けたことがわかりました。今後はこのようなことがないよう、樋門の鍵を更新するとのことでした。)

4.浮島の様子(加藤義和)

この夏の水位低下の結果、浮島内ではオオミズゴケが白く乾いた場所が見られ、草本類の侵入している場所が増えているようにも見受けられました。しかし、夏は、有機物の分解によりメタンが発生し、その浮力によって浮島が上がる傾向があるので、浮島の乾燥傾向が例年よりも深刻であったかどうかは即断できません。これを確認するためには、浮島辺縁部に生えるクロホシグサなどの貴重種の増減などのモニタニングを行なう必要があります。そのため、藤田昇氏に調査を依頼することになりました。

5. 外来魚駆除作業(安部倉完)

毎週木曜日と日曜日(大雨の場合は中止)9:00-12:00刺し網、投網、モンドリなどによる外来魚の駆除作業を行なっています。毎回、人手不足となっておりますので作業を手伝っていただければ大変助かります。

6. 東陵高校のSPP事業(竹門康弘)

今年も10月14日(火)に東陵高校の生徒さんが深泥池の実習を行ない,水生動物の分布調査や外来植物(ナガバオモダカ)の除去作業をする予定です。次回の打合会で段取りの詳細を決めることにしました。

7. 次回

次回の打ち合わせ会は2008年10月12日(日) 14:00 から深泥池会館で行ないます。