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20137月の深泥池水生生物研究会からのお知らせ

150回打ち合わせ会報告

連絡係 辻本 典顯

開催日時:715日(月・祝)14:0017:00
出席者:竹門康弘、田末利治、小林直正、伊藤昭雄、成田研一、宮本水文、木村満、斉藤孝、
野尻浩彦、辻本典顯(順不同・敬称略)(10名)

 

150回打合会開催を祝してオレンジジュースとリンゴジュースで乾杯をしました!

 

 

1.4月〜6月の外来魚駆除成果報告(小林・田末・竹門)
 前期の外来魚駆除作業は714日(日)で終了しました。ご参加いただいた皆様に感謝いたします。詳細な駆除成果については9月の打ち合わせ会でご報告する予定としました。今年みられた傾向について意見交換した結果、1)毎回の平均捕獲数はオオクチバスとブルーギルを合わせて10尾前後であり、昨年に比べるとやや多かったこと、2)ブルーギルは23年魚、オオクチバスは510cm2年魚が捕獲された魚の大部分だったこと、3)エリ網では6月にオオクチバスの稚魚が捕獲されため、今年も一部が繁殖に成功したこと、4)今年はフナの稚魚が例年よりも多く見られたこと、そして5)フナについては今年生まれの稚魚に混じって、78cmに成長した2年魚も観察されたことが報告されました。小ブナが増えている傾向については、稚魚を捕食する外来魚が減少した結果、個体数が回復してきた可能性が指摘されました。
 なお、2013年度後期の外来魚駆除作業を9月から開始する予定です。日程が決まり次第皆様にご案内いたしますので、ふるってご参加ください。

 

2.池畔林の枝払い・伐採地点における事後調査(宮本・(加藤)・辻本)
 昨年に行った池畔林の枝払い・伐採地点について事後の植生調査を夏以降に実施することになりました。それに先立ち、西山一帯の植生や林内の状況を把握しておいたほうがよいという意見が出たため、77日(日)午後1時から、深泥池南側の西山で植物の観察会を開催しました。参加者は11名でした。打ち合わせ会では観察結果について報告がありました。当日は、西山を池の岸際から稜線まで広く散策し、フロラ調査を行った結果、西山一帯には畑作の跡や水溜めと思われる跡などが見つかり、人が利用してきたことが窺えました。また、稜線の南東側斜面はフェンスで囲われているため、シカの食害を受けておらず林床植生が多く見られたのに対して、北西側斜面(池側)はシカが自由に行き来できるため、林床にはシダ植物などシカが食べない植物が所々に残るだけで、林床植生が非常に乏しいことがわかりました。ヒノキ林の下ではクロバイが多く、薄暗い中でも大きく成長していました。その他、ナラ枯れもいたるところに見られました。
 次回の池畔林植生調査は、721日(日)に行うことになりました。この日は、77日に実施した西山散策の続編として、池南岸の林床に生えている植物相の調査をします。話し合いの結果、池畔林の伐採を行った地点と行っていない地点の対比に重点を置くことになりました。当日は各地点で、実生やぼう芽のおおよその位置を記録する予定です。この調査結果については、9月の打ち合わせ会で報告します。その結果に基づいて、今後数年かけて行うモニタリング調査計画を検討することになりました。

 

3.外来植物オオバナノイトタヌキモおよびウチワゼニクサに関する報告(田末・伊藤・木村)
 先月の打ち合わせ会報告で、外来植物オオバナノイトタヌキモの除去作業を秋以降に再開するとお伝えしましたが、除去した植物体の回収の目途が立ってから作業に踏み切るほうがよいとの指摘が出ました。しかしながらオオバナノイトタヌキモの勢いに圧されて、ガガブタやタヌキモなどの在来種が衰退しているような状況も報告されているので、早急に除去することが望ましいと考えられます。除去を今年度後半の作業に盛り込むためには、1)パッカー車の回収回数を1回増やす予算処置を京都市に働きかける、ないしは2)美しくする会の一斉清掃日に合わせて植物体を集めておき清掃で出たごみとして回収してもらうなどの方策が必要であるとの意見が出ました。
 狭間町のバス停付近でウチワゼニクサの分布が拡大しているとの報告がありました。数年前から除去作業および被覆などの対策が行われていますが、繁殖力が旺盛で、匍匐枝を伸ばしてのクローナル成長のみならず、種子繁殖によっても拡がっているとの報告がありました。ウチワゼニクサの脅威については,浮島の酸性貧栄養環境でも侵略的に繁茂するかどうかにかかっています。浮き島で繁茂する可能性がある場合には、深泥池生物群集保全のために今のうちに土壌ごと剥ぎ取る対策を講じるべきであるとの意見もでました。

 

4.近況
・シカ対策(田末・竹門)

 シカの目撃情報が多数寄せられています。また、7月上旬には1頭が病院のバス停付近に死んでいるのが見つかりました。浮島での食害も顕著ですが、周囲の林では実生が育たず、リョウブやネザサの食害が痛々しいほどです。来年度以降には京都市が現在策定中の『生物多様性地域戦略』を実行する時期に入るとのことですので、深泥池でもシカ害対策をしてもらえるよう、地域の方たちと一緒に働きかけていく必要があるとの意見で一致しました。
・浮泥が増加(田末)
 今年はとくに浮泥が多くなったとの指摘がありました。確かにもんどりやタヌキモをすくい上げてみると、表面にびっしりと泥がついていることがわかります。

 

5.今後の予定
@池畔林伐採後モニタリング−2013年夏−
7
27日(土)9時〜(17時頃終了予定)
集合場所:研究会・作業小屋前(深泥池の南西角)
 昨年深泥池南岸で行った池畔林伐採の影響を知るためのモニタリング調査を行うことになりました。今回は、岸辺の底生動物採集と簡単な水質調査(パックテスト&ポータブル水質計)を、南水路沿いと公園前の岸辺の計9地点で実施します。午前中だけ、あるいは午後だけ、という参加の仕方でも大丈夫です。参加を希望される方は事前に加藤義和さんまで参加の旨をご連絡ください。また、途中参加される方は、当日の合流のため、携帯の電話番号もしくはメールアドレスを加藤さんyoshikatoo1022@gmail.comまでお知らせください。

*無事終了しました

 

A夏休み恒例!底生動物調査
8
10日(土)13時〜17時  *予備日:812日(月)
集合場所:研究会・作業小屋前(深泥池の南西角)
 外来魚駆除が生物群集の回復に与える効果をモニタリングする目的で毎年行っている調査です。今年は10日(土)に実施することになりました。岸沿いに生息する水生動物を1時間ほどかけて採り、その後は深泥池会館で名前調べをします。小学生からお年寄りまで、どなたでも参加できます。天然記念物の生物に触れることの出来る数少ないチャンスですので、ぜひお誘い合わせの上お越しください。夏休みの思い出作りや自由研究の題材にも。当日は、ぬれても良い格好とサンダル、帽子、網、バケツなどを持ってお越しください。

 

Bトンボ観察会
8
18日(日)10時〜12
集合場所:研究会・作業小屋前(深泥池の南西角)
 池で見られるトンボを観察しながら、名前やその暮らしぶりを知ります。トンボ以外のさまざまな動植物についても観察します。どなたでも参加できますので、お気軽にどうぞ。当日は、池の周りを歩きながら観察します。歩きやすい靴や帽子、飲み物などを用意してお越しください。
ABに関するお問い合わせ等は加藤さんyoshikatoo1022@gmail.comまでお願いいたします。また、観察結果についてはホームページhttp://mizoro.org/にも掲載しますのでご確認ください。みなさまのご参加をお待ちしております。

 

C151回打ち合わせ会
9
8日(日)14時〜17時 深泥池会館

 

D深泥池地区こども神輿
10
19日(土)10時〜12時 貴舩神社〜深泥池周辺

 

 

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