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20151月の深泥池水生生物研究会からのお知らせ

166回打ち合わせ会報告

連絡係 辻本 典顯

 

次回の打ち合わせ会予定

 次回の第167回打ち合わせ会を201528日(日)14:00から深泥池会館で行う予定です。

 

【第166回打ち合わせ会報告】

開催日時:111日(日)14:0017:00

出席者:竹門康弘、田末利治、小林直正、成田研一、宮本水文、田中啓介、柴垣雅美、木村満、藤田三四郎、稲畑憲昭、野尻浩彦、山田紗友美、北尾晃一、辻本典顯(順不同・敬称略)(14名)

 

1.111日(日)餅つき会、新年会

 昨年に引き続き、深泥池を美しくする会主催の餅つき会に、水生生物研究会からも何人か参加させていただきました。午後からの新年会には、美しくする会のメンバーもお呼びして、アユの塩焼き・素揚げ、すぐき漬、千枚漬、銘菓、甘酒、干物などを味わいながら歓談しました。

 

2.融雪剤(塩化カルシウム)の深泥池への影響(田末・木村)

 今年の正月三が日に、京都市では61年ぶりの大雪に見舞われました。深泥池北西側道路では池側に側溝がないため、特に病院入り口付近では、融雪剤をはじめとした路面物質が直接池に流入する結果、現在も電気伝導度が高い値を示し続けているとの報告を受けました。病院入り口のバス停前では、こうした状況が半世紀近く続いており、池に負荷がかかっているため、流入水を下水に流すような対策が必要との意見が出ました。

 

3.ジュンサイの利用・深泥池展(田中・木村)

 上賀茂自治連合会新年の集まりの場で、深泥池を美しくする会の田中さんと木村さんに、ジュンサイ利用について、北区長にお話ししていただきました。利用を許可するのは実際には文化財保護課や文化庁ですが、許可が下りた後、イベントの場の提供や広報などを北区にお願いしてはどうかとの意見がありました。

 

4.山田紗友美さん卒業研究『深泥池における水生無脊椎動物群集の構造』(山田)

 山田さんから卒論の中間報告をしていただきました。生物群集の食う食われる関係は主に、高次捕食者-一次消費者-生産者の栄養段階で構成されます。一般に、低栄養段階になるほど個体数と生物体量は多くなりますが、高層湿原の底生動物群集では、高次捕食者と一次消費者の間で、生物体量が逆転する事例が報告されています。深泥池でも浮島湿原の水生無脊椎動物群集には多様な高次捕食者(雑食性捕食者を含む)が生息しており、先に述べた生物体量の逆転も見出されています。生物体量の逆転が起きていても、エサ不足にならず、多様な高次捕食者が生息している状況はとても不思議です。山田さんは卒業研究で、深泥池、浮島の水生無脊椎動物群集における構成種が何をどのくらい食べているのかを明らかにすることで、高層湿原における特異な水生無脊椎動物群集構造がどのように維持されているのかを解明する足掛かりにしたいと考えておられます。山田さんには次回の打ち合わせ会で、その最終成果を発表していただくことになりました。

 

5.2015年度活動計画(竹門)

 次回の打ち合わせ会では、京都市文化財保護課に提出する2014年度の天然記念物現状変更報告書の内容、ならびに文化庁に申請する2015年度の天然記念物現状変更申請書に盛り込む活動計画について話し合います。外来魚駆除作業やその効果測定、生物相や水質のモニタリング等これまで継続中の活動に加え、新たにジュンサイの密度管理実験、ヒノキ林間伐、ナラ枯れ倒木などで荒廃した散策路の整備などを計画に盛り込む予定です。担当者の方は次回打ち合わせ会までに計画書を作成してくださいますようお願いいたします。また、この他にも計画のある方は、打ち合わせ会で提案していただければ幸いです。

 

6.今後の予定

 28日(日): 第167回打ち合わせ会(14-17時、深泥池会館)

 

 

 

 

 

 

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