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201611月の深泥池水生生物研究会からのお知らせ

186回打ち合わせ会報告

連絡係 辻本 典顯

開催日時:116日(土)15:0017:30

参加者:竹門康弘、野田智祥、田末利治、成田研一、宮本水文、木村満、加藤義和、辻本典顯(順不同・敬称略)(8名)

 

1.外来魚捕獲作業(辻本)

 1023日(日)に網の回収と洗浄をしました。2016年度の捕獲作業はこれで終了です。ご参加いただいたみなさまありがとうございました。

 

2.水質調査(竹門)

 115日(土)に毎年恒例の水質一斉調査を実施しました。総勢19名の参加者によって、全49サンプルの採水と水質測定の作業が完了しました。水質調査の結果については、次回の打ち合わせ会で竹門先生にご報告いただくことになりました。

 

3.深泥池展(木村)

 1029日から31日まで深泥池会館にて深泥池展を開催し、のべ100人程の方に来館いただいたとの報告がありました。また、深泥池展に出展した研究ポスターの一部については、1111日(金)まで北区役所2階でも展示されることになりました。区役所のような公共の場に展示することによって、深泥池水生生物研究会の活動や池の生物や環境の現状を、より多くの方に知ってもらえる機会になることが期待されます。

 

4.外来水生生物オオバナイトタヌキモの生態と野生化の現状(野田)

 深泥池ではここ数年、外来水生植物オオバナイトタヌキモが過剰繁茂し、池の生態系に大きなインパクトを与えていると考えられます。このため、今回の打ち合わせ会では、オオバナイトタヌキモの繁殖生態や日本における野生化の現状について研究されている神戸大学大学院理学研究科の野田智祥さんに、研究の成果を発表していただきました。主要な内容は以下のようでした。

1 オオバナイトタヌキモは世界各地に分布するが、広域に分散した経緯は不明であり、原産地も不明。また、近年ではアクアリウム・プラントとして栽培品種が流通しており、状況が複雑になっている。

2 日本では現在約10か所で生息が確認されており、深泥池のように過剰繁茂している集団も知られている。生息地の共通条件として酸性で貧栄養の水質環境がありそうだが、一部例外も見られる。

3 在来のイトタヌキモとは草体では区別がつきにくいが、花の大きさや形態によって識別が可能である(ただし、両者を同種とみなす見解もあるとのこと)。このため、日本では、オオバナイトタヌキモを在来種のイトタヌキモと誤同定しているケースが考えられる。

4 受粉実験、種子発芽実験および訪花昆虫の観察によって、日本で過剰繁茂している集団では、有性繁殖による繁殖成功が低く、栄養繁殖によって集団が拡大していると推察される。

 今回、野田さんにお話しいただいた以上の内容は、今後オオバナイトタヌキモについての理解を深め、効果的な除去方法を考える上で大変役立ちます。これらの知見を基に、京都市文化財保護課や文化庁へ対策の必要性と具体的な対策の提案をしていくことにしました。

 

5.プロ・ナトゥーラ・ファンド助成金でのボート購入(加藤・竹門)

 プロ・ナトゥーラ・ファンドからの助成金でボート2艘を購入しました。これにより、今期まで使用していたボート3艘のうち、浸水する2艘を京都市の予算で廃棄することになりました。また、ウェーダーについても傷みの激しいものは廃棄し、新調することになりました。

 

6.今後の予定

1218日(日)10:0013:00  地域の餅つき 深泥池会館

                  14:0018:00 第187回打ち合わせ会、忘年会 深泥池会館

 

 

 

 

 

 

 

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