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20176月の深泥池水生生物研究会からのお知らせ

193回打ち合わせ会報告

連絡係 北尾 晃一

次回打ち合わせ会予定
次回の194回打ち合わせ会は2017715日(土)1400から深泥会館で行われる予定です。曜日が通常と異なり土曜日ですのでご注意ください。

【第193回打ち合わせ会報告】
開催日時:618日(日)14001700
参加者:竹門康弘、加藤義和、木村満、田末利治、成田研一、宮本水文、宮本秋津、山田紗友美、北尾晃一(計9名、順不同、敬称略) 記録:北尾晃一

深泥南岸の樹木伐採について(木村)
 今後,深泥南岸から裾野の樹木を伐採する場合の材木の処理について話し合われました。木村さんのお知り合いで、何名か引き取っていただける方がいらっしゃるそうですが、先方の希望は,生木を1年間ほど屋外で乾燥させてほしいとのことでした。深泥周辺で生木を干すには、安全に設置する場所の確保や京都市の許可手続きなど課題がいくつかあります。また、深泥周辺の森林については、包括的な管理計画が無いという現状の課題についても指摘されました。現時点では、水生生物研究会内には森林に詳しい会員が限られているため、森林管理に詳しい団体と協力していく必要があることも指摘されました。

ジュンサイの保全と利用について(竹門)
 ここ数年、ジュンサイの過剰な繁茂が深泥で問題になっています。今年もの開水面を広く覆っています。昨年に引き続き,今年もの西開水面でジュンサイを適切な密度に管理するための野外実験を継続実施しています。その中で、将来的には,保全上のために刈り取ったジュンサイから、新芽については食材としての有効利用することによって,深泥の持続的な環境保全を実現する試みについて議論されました。ジュンサイの利用は金銭的な利益を生じるため、水生生物研究会や美しくする会が独占するわけにはいかず,公平性の担保が求められます。その対策として、京都市や文化財保護課が許可するための必要条件をクリアに示すことが提案されました。具体的には,ジュンサイを間引きする作業の許
可条件として、1)間引きの面積や本数を定量的に計測すること,2)毎年の間引きによる植生被度の変化が深泥生物群集に与える影響や効果を評価するためにモニタリング調査を行うこと,3)モニタリング調査の分析結果を踏まえて以後の間引きの方法や量に対する評価や提案を行うことなどを掲げることが挙げられます。これらを,実効性のある形で実施しようとすれば,これまで水生生物研究会が実施研究をしてきた水生植物,魚類,底生動物群集の知見が不可欠であり,われわれとも協調していくことが求められるので,結果的に地元との協調体制ができることが期待できるとの意見もありました。さらに利用の部分の事業提案については、長い年月をかけることになるので,申請する事業主体は水生生
物研究会よりも町内会を母体にした深泥を美しくする会の方が持続性に優れている点でふさわしいとの意見も出ました。その具体化に向けた課題や提案については,今後も話し合っていくことになりました。

補助金について(木村)
 北区の助成金(北区民まちづくり提案支援事業補助金)と京都府の助成申請(平成29年度京都府地域力再生プロジェクト支援事業交付金)を申請したことが木村さんから報告されました。申請が通れば、以前から話が持ち上がっていた深泥の広報用パンフレットを作製する資金に充てられる予定です。パンフレットを行政や他の自然保護団体に水生生物研究会の活動を紹介する資料としても位置付けて,その制作に協力していくことになりました。

水質検査について(田末・木村)
 毎週日曜日に深泥水生生物研究会の田末さんがの水質調査を測定されており、その長期的なデータの蓄積は深泥の研究や保全にとって非常に貴重なデータとなっています。しかし、最近は田末さんも体力的にも厳しいとのことで、代わりに水質調査を引き継いでもらえる方が必要になっています。当面は木村さんがピンチヒッターとして実施していきながら、さらに協力者を募っていくことになりました。

外来魚駆除作業(成田)
4月からの外来魚駆除作業の実績が報告されました。

捕獲総数は以下のとおりです
ブルーギル1歳以上魚:169
オオクチバス稚魚:593
フナ稚魚:1,100
ウシガエル(オタマジャクシ):3,486匹、(成体)1
 ブルーギルの捕獲数は少ない状態ですが、オオクチバスの捕獲数は稚魚の増加により現時点で去年1年間の捕獲数495匹を超えています。一方でフナの捕獲数が1,000匹を超えており、個体数の増加が期待されます。
なお、2017年前期の外来魚駆除作業は79日(日)が最終日です。

底生ミジンコのヤゴに対する被捕食回避行動の研究報告(山田)
 深泥の浮島に生息する底生動物の食物連鎖について研究している東北大学大学院の山田紗友美さんから、ミジンコがヤゴの捕食から逃れる行動についての研究報告をしていただきました。ヤゴによる底生ミジンコの捕食率はミジンコ種間で異なること、その違いがミジンコの泥への潜行行動や死んだふりなどの被食回避行動の違いに由来しているという興味深い研究成果でした。報告の後、打ち合わせ会の参加者と間で活発な議論が行われました。

夏休み底生動物調査
 811日(木)に毎年恒例の夏休み底生動物調査が行われます。午前中には美しくする会の一斉清掃も実施されます。底生動物調査は小学生以下の児童も参加できるイベントですが、山田さんから,名前しらべの間に子どもたちが手持ち無沙汰になっているケースが見受けられたとの報告がありました。そこで,より楽しめるイベントにするために水生動物のスケッチ(お絵かき)をしてもらえばよいのではないかとご提案いただきました。さらに,そのときの作品を深泥展で展示すると良いのではという提案も加わり、これらを実施する方向で計画を検討することになりました。

今後の活動
79日(日)外来魚駆除作業最終日

715日(土) 第194回打ち合わせ会(14:00-

716日(日) 宝ヶ連続学習会(宝ヶ水生動物調査)9:00-16:00

811日(金) 深泥底生動物モニタリング調査(13:00-17:00)

910日(日) 第195回打ち合わせ会(14:00-

 

 

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