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201711月の深泥池水生生物研究会からのお知らせ

197回打ち合わせ会報告


開催日時:115日(日)14:0016:00
出席者:竹門康弘、宮本水文、宮本秋津、塚本悠太、成田研一、木村満、田末利治、加藤義和、北尾晃一(順不同・敬称略)(9名)   

記録:加藤義和、北尾晃一

ジュンサイの利活用に向けた食の安全性に向けて(竹門)
 前回の打ち合わせ会では、ジュンサイの食材としての安全性を確認するために大腸菌数や有毒物質の水質分析を実施する計画を立て、113日の水質調査時に併せて採水し,水質検査会社に外注することにしました。しかし、日本気象協会が主幹する地球温暖化適応のためのモニタリング調査の予算確保が間に合わなかったので、来年5月頃、ジュンサイの新芽の季節に改めて計画することにしました。

環境省モニタリング1000(竹門)
 113日(日)の水質調査に合わせて、に日本国際湿地保全連合の職員2名が深泥水生生物研究会の活動をヒアリングしに来られました。モニタリング1000の陸水域サイトには、湖沼(水生植物、淡水魚類、底生動物)および湿原(植生)4種類のサイトがありますが、深泥はいずれのサイトにも貢献できるような調査データをすでに持っていることから、協力サイトとしての位置付けを環境省で検討してもらうことになりました。モニタリング1000事業の目的は、様々なサイトにおける情報を蓄積することですが、生態系の劣化は各地で刻々と進行しており、自然再生事業も多数立ち上がっているのが現状です。モニタリング1000事業では、情報を集約するだけではなく、生態系管理への活用方法について検討する
べきとの意見が出されました。深泥水生生物研究会も、「これまで蓄積した情報を提供する準備があるので、使えるものは使ってほしい」という立場で協力することになりました。

水質調査(竹門)
 113日(金)に毎年恒例の水質調査が実施されました。今年は23名の参加がありました。昨年度の水質調査データと比較すると、全体的に(1)DO濃度(溶存酸素量)が高い、(2)EC(電気伝導度)が低い、という傾向が見られました。これらの傾向は一般にはの環境の改善を示しますが、今回の変化はの水質環境が改善されたというよりは、調査間前から続いた台風による大雨の影響も考慮する必要があるとの意見がありました。病院前やバス停前では例年どおり高い電気伝導度が記録されました水道水の漏水ポンプアップ地点付近の塩素は昨年と同じく検出限界値以下でした。

コガタノゲンゴロウ(加藤)
 加藤さんが所属している地球研の奥田准教授が京都市北部でコガタノゲンゴロウを発見しました。今後、保全のための分布調査などを進めていく方針ということで、地域の水生生物の保全団体のひとつとして深泥水生生物研究会にも協力依頼がありました。
 打ち合わせ会では、採集地の環境データが不足しているため、調査が必要だという意見がありました。また、今回の発見はオス1個体のみであり、他の生息地から飛来した可能性も指摘されました。個体群の保全のためには今後繁殖地の特定が必要であることや、そのためには、文献でコガタノゲンゴロウの生態について調べた上で、生息地ポテンシャルの高い場所の目星をつけて調査する必要性についても議論されました。

埋土種子の研究(塚本)
 京都大学3回生の塚本さんから、卒業研究として深泥の埋土種子の研究をしたいという提案がありました。今は下調べの段階で、具体的な実験計画に関しては12月の忘年会に計画書を出してもらい議論することになりました。

外来魚捕獲作業(成田)
 115日(日)にエリ網の片付けを行い、2017年の外来魚捕獲作業が終了しました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

メタセコイア(宮本水文)
 以前から深泥の病院付近で問題になっていた浮島のメタセコイアの撤去作業について、来年度の現状変更申請にむけた具体的な計画案の作成にむけて議論されました。

今後の予定
1223日(土)    

10:00~:もちつき 14:00~:第198回打ち合わせ会・忘年会    



 

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