ホーム お知らせ

201712月の深泥池水生生物研究会からのお知らせ

198回打ち合わせ会報告

出席者:竹門康弘、宮本水文、宮本秋津、塚本悠太、成田研一、木村満、田末利治、加藤義和、北尾晃一、土屋和三、塩田貞子、塩田和波、櫻川智章(順不同・敬称略)(13名)   

記録:加藤義和

〇忘年会

 当日の午前中には美しくする会主催の餅つきがあり、水生生物研究会からも何人か参加させていただきました。また同日の午後からは、持ち寄り制で忘年会を開催しました。今年は、深泥池小屋前で採れたカキの干し柿、錦市場で仕入れた川魚料理(ハス子の甘露煮や南蛮漬け、モロコの南蛮漬,子ブナの甘露煮,子持ちコイの旨煮、エビ豆、タテボシガイやシジミ、タニシの佃煮など)、高野川産ヨシノボリと各種水生昆虫の佃煮、自家製甘酒、その他惣菜いろいろなどが並び、皆で美味しくいただきました。

 

コガタノゲンゴロウ(加藤)

10月に京都市北部で捕獲された後、地球研で飼育されてきたコガタノゲンゴロウですが、捕獲場所の改変によって生息に適した環境が失われたため、標本として残すことにしました。稲畑さんに依頼し、乾燥標本とDNA標本(飛翔筋を使用)を製作、保管していただくことになりました。貴重な記録として、将来的には博物館に寄贈する予定です。

 

深泥池の散布体バンクの調査(塚本)

京都大学3回生の塚本さんが卒業研究として取り組む予定の調査計画について議論しました。水生植物の種子(シャジクモ類の胞子も含む)を発芽させるために土壌サンプルの蒔き出し試験を行い、深泥池の自然再生における散布バンクの有用性を評価します。今回は、調査の具体案(調査地点、試料の採取方法など)について議論し、なるべく早く実験が始められるように調整しました。調査に必要な「現状変更許可申請」も来春の調査に間に合うように京都市へ速やかに提出することになりました。

 

深泥池の紹介パンフレット(木村)

深泥池を美しくする会が作成した、深泥池の紹介パンフレットが完成しました(A420頁)。「地域の方にも深泥池についてより深く知ってもらいたい」との思いで作成され、池の歴史や伝承、生態系、美しくする会の活動の歴史などが掲載されています。希望する方には無料で配布する予定です。

 

文化財保護課との交渉(木村)

深泥池の生態系管理・対策について、木村さんが文化財保護課と交渉してくださいました。

・池北西部のヨシ刈り取り時期について、交通安全のために見通しを確保することが目的であれば,冬の時期に実施するよりも植生が繁茂した時期にするのが望ましいとの申し入れをしました。文化財保護課では「適切な時期に刈り取りを行うよう対処したい」とのことでした

・繁茂拡大中のウチワゼニクサ対策について相談したところ,打つ手なしの反応だったことが報告されました。水生生物研究会のこれまでの活動結果からも駆除は困難との判断がなされました。ただし,モニタリングをきちんとする必要があります。

・池北部のメタセコイアについては、文化財保護課も撤去したいと考えているそうです。「伐採搬出時には,研究会も作業に協力することは可能だが,伐採後の枝や幹については、京都市に処分してもらいたい」との意見が出されました。

 

京都市北部土木事務所との交渉(木村)

池北部の道路沿いに、凍結防止剤として毎冬、塩化カルシウムが設置されてきましたが、薬剤の入った袋が道路の南側(池側)に置かれてきたため、雨などで流れた塩化カルシウムが池に流入しやすくなっていました。北部土木事務所との交渉の結果、袋の置き場所を道路の北側に変更し、塩化カルシウムが流入しにくくなるようにしてもらいました。

 

深泥池の水質ならびに底泥の化学分析の実施について(竹門)

気候変動に伴う深泥池の水質変化をモニタリングするために,環境省の平成29年度地域適応コンソーシアム近畿地整地域事業の予算を用いて、深泥池各地点の水質や底泥の化学分析をすることになりました。まずは,来春までに2回、水質調査を実施する予定です。調査項目には,大腸菌数や重金属などの物質などについても含まれますので,これらの分析結果を見れば,ジュンサイの食の安全性を確認することも可能です。日程が決まり次第連絡しますので,多くの方にご参加いただきたいとの呼びかけがありました。

 

 



 

ホーム | 新しいところ | 会について | 深泥池について | おしらせ | リンク集 | 全体図