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20182月の深泥池水生生物研究会からのお知らせ

200回打ち合わせ会報告

開催日時:212日(月)14:0017:00
出席者:竹門康弘、加藤義和、宮本水文、宮本秋津、成田研一、田末利治、田中賢治、北尾晃一(順不同・敬称略)(8名)   

記録:北尾晃一

深泥池湿原に出没するニホンジカの季節変動(辻野・竹門)
奈良教育大学の辻野さんが浮島湿原に設置している赤外線センサー付き自動撮影カメラによるニホンジカの調査結果について説明がありました。2014年〜2018年4年間の撮影頻度の季節変動データを見るとニホンジカの撮影頻度は経年的に減少傾向にあるという結果が得られました。この報告文は、2017年度現状変更報告書に掲載予定です。ただし、深泥池周辺で食害被害が減少している実感がない点について、辻野さんから「鹿の食害は一過的な影響だけでなく植生へ時間差で影響が出てくるため」とのコメントをいただきました。打ち合わせ会では、それ以外にも食害被害箇所が湿原内の固定カメラ設置箇所から移動している(南岸、病院付近など)可能性などが指摘されました。固定カメラのデータを参考にしながらも、日々、池全体としてニホンジカの動向を注視していく必要があります。

水質・土壌分析調査と水温・気温自記記録計設置(竹門)
211日(日)と12日(月)に水質基準51項目を検査するための試料水の採取を行いました。1月時点では2回に分けて調査する計画を立てましたが、1回の調査で地点数を増やす計画に変更し、両日で水質調査12地点、土壌調査4地点で採取しました。今回は冬期の分析とし、今年の夏に同じ地点で再度、水質・土壌調査を実施する予定です。また、水温と気温の自記記録計も全33地点(48箇所)に設置した旨の説明がありました。ただし、計画した全55地点に完了するためにはあと22設置地点の設置作業をする必要があり、これは34日(日)の午前中9:30-13:00に行う予定です。


ジュンサイ(加藤・竹門)
ジュンサイに関する2018年度の現状変更申請内容について議論しました。未だジュンサイを管理する組織やルールができていない段階でジュンサイの試食会など利活用に踏み込んだイベントを実施することは様々な弊害が予想されることから、来年度はジュンサイの刈り取り作業とモニタリング調査を引き続き実施し、その作業に地域住民の協力を募っていくという方針になりました。方法としては、大型のボートを借りて大人数で作業できるようにすることや、刈り取り区域の設定などを天然記念物の現場変更申請に盛り込むことになりました。

現状変更報告書(竹門)
次回の打ち合わせ会に各々の担当が作成した現状変更報告書の内容を確認する予定です。当日には水質調査、外来魚捕獲作業、毎木調査、埋土種子調査の報告書文案を持ち寄ることになりました。

自然環境保全京都府ネットワーク総会(竹門)
321日(水・祝)に竹門先生が会長を努める京都自然環境ネットワークの年一回の総会が京都駅サンタスプラザにて実施されます。また、来年度には、昨年4月に実施された雲ヶ畑交流会実地での交流イベントと同様の企画を亀岡人と自然ネットワークの仲田さんのご協力によりアユモドキの保全活動をテーマにした現地見学会も実施される予定です。今後詳細な日時決まった時点でお知らせしますのでぜひご参加ください。


平成30年度の深泥池展と観察会について
今回の打ち合わせ会では、前回の打ち合わせ会で提案されたイベントについて具体的な内容が議論され、深泥池展の開催中に深泥池周辺の観察会を実施することが決まりました。

《深泥池展企画深泥池観察会》
日時:54日(金)1300
高山コース(健脚者向け)と深泥池一周コースの2コース
高山コースでは狐の巣穴の集団(通称、狐のアパート)、砲台跡などを見学します。ぜひご参加ください。


また、平成30年度の深泥池展は以下の日程で実施することが決まっています。

《深泥池展》
場所:深泥池会館
日程:53日(木)午後 〜 6日(日)午前
準備:53日午前、撤去:6日午後、各日の受付役は会のメンバーが分担して行う予定です。会員の方は、今のうちから担当日を予定してください。

台風による深泥池周辺の倒木(田末)
昨年の台風被害によって深泥池周辺には倒木が散乱しており、池の周回がやや危険な状態となっています。現在、毎週水質調査を行っている田末さんから水質調査の妨害になっているので、除去作業が必要だという意見が出されました。本来、倒木の処理は京都市の予算で処理するべきですが、深泥池周辺では公園利用計画がないため、行政の整備は行われていないのが現状です。早急な対応としては現状変更申請に記述を加えて、水生生物研究会の会員で対応することになりました。しかし、今後のことを考慮して、行政による積極的な管理を促すためにも市民要請を行うべきだという意見で一致しました。公園利用計画は1997年に天然記念物深泥池生物群集保全・活用方策検討委員会が答申した報告書で具体的に議論されているため、今後の打ち合わせ会でこれをもとに議論するのが良いということになりました。

深泥池水生生物研究会打ち合わせ会第200回記念
宮本さんの差し入れのリンゴジュースで200回記念を乾杯しました。

今後の予定
34日(日):9:30〜水温データロガー設置作業

34日(日):14:00〜第201回打ち合わせ会

321日(水・祝)自然環境保全京都府ネットワーク総会

41日(日):第202回打ち合わせ会

553日(木)〜 6日(日):深泥池展



 

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