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20193月の深泥池水生生物研究会からのお知らせ

212回打ち合わせ会報告

開催日時:201939日(土) 14:0016:30
参加者 竹門康弘、田末利治、成田研一、木村満、板倉豊、宮本水文、杉本哲、塚本悠太、山本和喜、岡田英三郎、岩永克宏、澤田直人、北尾晃一 計13名(順不同)

○2019年度現状変更申請について
 2019年度に文化庁に提出する現状変更申請書について確認が行われました。2019年度の調査計画の概要は、以下の通りです。
1)水位、水温、水文調査(田中賢治・竹門康弘):環境省の気候変動地域適応コンソーシアム事業による深泥池の雨量・水位・気温・湿度・水温の連続観測を実施します。
2)水質調査(加藤義和・田末利治・木村満・田中賢治・竹門康弘):田末さんによる毎週の水質調査と秋の市民参加型一斉水質調査を2019年度も継続実施します。
3)深泥池開水域の植生調査(加藤義和・北尾晃一・塚本悠太):ドローンによる植生調査を2019年度も継続実施します。
4)深泥池浮島の植物相調査準備とホロムイソウの調査(松井淳・辻野亮):奈良教育大学の松井先生により継続されている浮島内植物相調査を継続実施します。
5)水生動物群集調査(竹門康弘・稲畑憲昭・上西実):4月から10月に実施している外来魚捕獲作業時の水生動物調査、8月に実施する市民参加型底生動物調査、および稲畑さんによる水生昆虫調査を2019年度も継続実施します。
6)水際貝類生息状況調査(澤田直人・塚本悠太):澤田さん(京大農学部)による新規調査項目です。これまで公的な調査が不十分だった深泥池の湿地性微小貝類の生息状況に関する調査を実施します。過去に記録された希少貝類の生息状況の確認と深泥池沿岸の貝類相の解明が目的です。
7)開水域のジュンサイ群落の管理手法に関する研究(北尾晃一・加藤義和・竹門康弘):ジュンサイの間引き実験の効果を知るための調査を実施します。
8)深泥池南岸林間の光遮断ならびにシカの食害が生物群集に及ぼす影響調査(加藤義和・宮本水文):深泥池南岸の防鹿柵を引き続き管理し、植生調査等を継続実施します。
9)ニホンジカ生息状況の把握調査(辻野亮・高柳敦・松井淳):ニホンジカの生息状況の調査を継続します。
 上記に加えて、2019年度から京都府立植物園との協力により実施される埋土種子調査が追加される予定です。

オオバナノイトナヌキモ除去作業について(木村)
 2019313-15日に京都市の委託事業によるオオバナノイトタヌキモ除去作業が実施されることになりました。当日は、水生生物研究会の会員が視察し、なるべく在来種のタヌキモを除去してしまわないようにするなどの助言を行うことになりました。

外来魚駆除作業(成田・杉本)
2019
年度の外来魚駆除作業前半の日程を以下のように決めました。
開始日:414日(日)9:00-11:00(エリ網設置のみ)
最終日:721日(日)9:00-11:00
 期間中は毎週木曜日と日曜日の9:00-11:00から実施します。
 また、普段捕獲作業を行っている杉本さんから、もんどりの設置作業の負担が大きいことや人員の減少を踏まえて、現在30地点あるもんどりのうち外来魚が入らない場所を減らすか場所を入る場所に変更する提案があり、次回打ち合わせ会決定することになりました。また、人員の減少対策として、当面は、京都精華大学の釣り部の学生さんや地域の方々に新規参加を声かけすることになりました。

京都府立植物園との連携について(山本・塚本)
 塚本さんの埋土種子発芽実験を今年度から京都府立植物園と連携して実施していくこととなりました。予備実験として、31617日に泥を採集して、発芽実験を行っています。一方、2019年度も植物園で継続実施していくために、2019年度の現状変更申請にその旨を記載することになりました。
 また、2019年度のジュンサイ除去作業について、除去したジュンサイを京都市動物園の飼料として活用することが計画されています。動物園へのジュンサイの運搬に関して、植物園と協力していくことが提案され、この実現可能性について検討していただくことになりました。
 さらに、京都府立植物園で深泥池の植物を展示することや深泥池の希少種を植物園で系統保存をする計画については来年度以降に具体的な検討をしていくことになりました。

深泥池南西岸のミツガシワについて
 今年の冬にシカによる食害で南西開水域の道沿いのミツガシワはほとんど食べられてしまいました。水中の茎は残っているため、個体群が消滅したわけではなく、新芽も出始めていますが、今年は数年前のような岸辺にミツガシワで覆われる光景は期待できそうにありません。この現状を受けて、ミツガシワの生えている地表に網を張り、シカが侵入できないようにすることが提案されました。一方、網を張ることによる景観や安全上の懸念も指摘されました。なお、シカの捕食にはヨシなど繁茂しすぎた植物の除去効果も認められるため、一概にシカの侵入を阻止するのが良いとも言えず,個体数の抑制をすることが最も妥当な対策だろうとの意見もありました。

2019年度の深泥池展と観察会
 2019年度の予定について話し合った結果,以下のように決まりました。
《深泥池展》
場所:深泥池会館
日程:53日(木)1200 〜 6日(日)1200
準備:531000開始 、撤去:61200開始

《深泥池観察会》
日時:54日(金)1300−雨天時は5日に延期)
集合場所:深泥池南岸のボート小屋前
参加費:300円(万が一の事故に備えての保険代となります)
13
00にスタートし、チンコ山の手前で下記の2コースに別れます。所要時間はいずれも2時間半を予定しています。
・高山コース(健脚者向け) 引率担当者:宮本水文
 高山コースでは狐の巣穴の集団(通称、狐のアパート)、砲台跡、登り窯跡などを見学します。かなり急な山道を通るため、履きなれた靴、軍手、登山用ストック(あれば)をご準備ください。
・深泥池一周コース 引率担当者:成田研一
 深泥池を一周しながら観察を行います。

丈ヶ谷(宮本水文)
 宝ヶ池国際会館付近の丈ヶ谷の湿原回復に向けて、217日に宮本さんと都市緑化協会の野田さんとで、ゴミ片付けを実施したことが報告されました。しかし、宝ヶ池公園のレジャーゴミ(空き缶、空き瓶、シートなど)が大量に存在しているため、作業は進まなかったそうです。321日の午後13時にも実施する予定です。今後、「宝ヶ池の森」保全再生協議会などの宝ヶ池の保全団体と協力していくことが必要です。

今後の予定
4
6日(土)14:0017:00:第213回打ち合わせ会(於:深泥池会館)
5
3日〜6日(金〜月):深泥池展(於:深泥池会館)
5
25日・26日(土・日):ジュンサイ刈り取り
6
1日・2日(土・日):ジュンサイ刈り取り

 

):ジュンサイ刈り取り