【深泥池水生生物研究会第219回打ち合わせ会報告】

 

開催日時:111日(土)15:0017:00(深泥池公園で投網講習会を開催後)

参加者:竹門康弘、成田研一、木村満、宮本水文、宮本秋津、岩永克宏、杉本哲、北尾晃一、塩田貞子、櫻川智章、澤健次、横田淳平、渡邊絵美理、塚本悠太(計14名:順不同)

 

〇美しくする会の法人化について

前回の打ち合わせ会で、オオバナイトタヌキモ等の外来植物の除去を十分な人員と予算の下で行うには、事業費を直接受託できる法人格の団体が必要との意見が出ました。今回は美しくする会を法人化する可能性について検討が行われました。法人化のための手続きの煩雑さと実際に動いてくれる人員確保の困難さについて懸念する声も出ましたが、まずは法人化に向けたて動き出すことが必要であるとの意見が多数を占めました。NPO法人になれば、ジュンサイ刈り取り作業を含む包括的な保全事業の受け皿になることが期待されます。これらを踏まえ、竹門と木村が文化財保護課に出向き、法人化の要件や法人化した場合の市の対応などについて相談してくることになりました。→ その後、127日(月)の14:00-16:30に文化財保護課(堀、福富)、文化財保護財団(長谷川)、深泥池水生生物研究会(竹門、木村,岩永)の6名で相談した。

 

〇オオバナイトタヌキモ除去について(木村、竹門)

オオバナイトタヌキモの除去を研究会の活動として行うことについて、除去後の植物体を十分に乾燥させたうえで回収できれば焼却ゴミとしての扱いが可能であることが確認されたため、具体的な作業方法について打ち合わせが行われました。作業時期についてはジュンサイの葉が沈んで作業しやすい113月が適期ということになりました。作業用の手袋や簀の子の購入も検討することになりました。また、市の意向として、造園業者への委託も継続することも確認されました。

除去したオオバナイトタヌキモを岸に積み上げて乾燥させる際、景観を損なうという声が出ることが懸念されていましたが、深泥池における保全活動を風物詩として積極的に捉えていただくよう理解を求めていくことになりました。

今回の話し合いを踏まえ、今後の作業計画について文化財保護課と相談することになりました。

 

〇ジュンサイ刈り取り作業(竹門、塩田)

昨年のジュンサイ刈り取り作業は現状変更申請の審査が遅れて時期が遅くなってしまった経緯を踏まえ、今年は作業適期である5月下旬までに許可が下りるよう、早めに現状変更申請を出したいという意見が出ました。また参加者に対してお茶などを出したいとの意見が出ました。

 

〇枯れ木伐採作業について(宮本、岩永、竹門)

前回の打ち合わせ会で池周辺の枯れ木伐採がお弁当代の対象となりましたが、対象となるのは次回の作業からとし、作業時には参加者の名前を記録することになりました。また、研究会で加入している保険の適用外の作業となるため、安全面に十分配慮する必要があることが指摘されました。

 

〇今後の調査及び作業の追加(宮本水文)

深泥池集水域の植生調査と池岸の保全作業に関して宮本さんから提案がなされました。

1)ミツガシワの花期が過去の記録より早まっているなど生物季節(フェノロジー)が変化している可能性がることから、植物を中心に開花時期などを記録する調査が提案された。また、できる限り鳥類など他の分類群についても記録することとした。

 意見→ 重要な記録になりうるので、例えば毎月第3日曜に行われている観察会で観察・記録を残すと良いとの意見がでました。

2)現在見られる植物の標本を一通り作製するべきとの提案があった。

 意見→ どの種をどれだけ採取するかについて具体的な計画を立てて現状変更申請を行う必要があること、標本の保管場所についても検討すべきことが指摘されました。また今までの標本はどこに保管されているのかという質問が出ました。これらについては,2月の打ち合わせ会に松井淳先生にお越しいただき,ご意見を伺うことになりました。

3)かつて伊藤さんが制作設置した池岸の木杭と木道が朽ちており,池岸が歩けないことや,岸の侵食・崩落を防ぐため木杭を打って護岸する作業をしてはどうかとの提案があった。

 意見→ 杭が大量に必要となるので、文化財保護課に許可を取って岸沿いの植林のヒノキを使えば良いという意見が出ました。このヒノキについては過去にも間伐を行った実績があるので申請をすれば可能との指摘がありました。

 

〇今後の予定

216日(日)14:00~:第220回打ち合わせ会で来年度の現状変更申請の案を検討する予定です。