【深泥池水生生物研究会第220回打ち合わせ会議事録】

開催日時:216日(日)14:0016:30

参加者:竹門康弘、成田研一、田末利治、木村満、宮本水文、岩永克宏

、杉本哲、北尾晃一、塩田貞子、澤田直人、稲畑憲昭、吉永裕、塚本悠太(計13名:順不同)

記録:塚本悠太

 

〇文化財保護課との協議結果結果(竹門、木村)

美しくする会の法人化の要件や法人化した場合の京都市の対応などについて、文化財保護課と協議した結果が報告されました。

水生生物研究会・美しくする会としては、保全事業を十分な体制で行うために事業費を直接受託できる法人格の団体が必要という認識でしたが、京都市の回答は「保全事業の下請けという形なら今の美しくする会の組織でも可能であり、必ずしも法人化が不可欠というわけではない」とのことでした。

これを受け、今後も京都市の保全事業を下請けの形で継続していくことになりました。一方で美しくする会の法人化については、保全事業の受託とは独立して検討を進めることになりました。

 

〇今年のジュンサイ刈り取りについて(竹門、木村、塩田、成田、北尾)

今年のジュンサイ刈り取り作業について話し合われました。作業日は530日~31日、66日~7日、613日~14日(いずれも土~日)の6日間とし、次回以降の打ち合わせ会で作業手順の検討や人員配置、採取量の上限、ジュンサイを持ち帰り切れなかった場合の処分先、雨天時の予備日等を決めることになりました。また刈り取り区内のペットボトル製のレーンは除去することになりました。

 

〇オオバナイトタヌキモ除去について(岩永、竹門)

除去後のオオバナイトタヌキモを乾燥させる「すのこ」が南東岸に設置されました。現在岩永さんを中心に除去が進められており、今後は乾燥させた植物体を袋詰めにする作業を行うとのことです。今回の打ち合わせ会では袋詰め後の植物体を回収してもらう日時の打ち合わせが行われた他、人員を集めるため事前に作業日程を告知することが必要との意見が出ました。なお、3月のオオバナイトタヌキモ除去作業ついては京都市が昨年度と同様に業者に委託することが決まっています。

 

〇貝類相調査(澤田、塚本)

澤田さんから、昨年に行った貝類相の調査結果について報告をしていただきました。深泥池においては約40年ぶりの本格的な調査となります。

今回は89種が確認され、うち1種は深泥池が府内唯一の産地とのことでした。一方で過去に記録されていたオオタニシやマメタニシは確認できず、環境悪化により絶滅したと考えられます。また、カワコザラに関しては外来種の侵入によって、在来種との置換や交雑が起きた可能性もあるそうです。さらに、予想より貝類が少なく、特に沖合には全く見られなかったことも報告されました。その理由については、近年の溶存酸素濃度の低下が貝類の生息数や分布に悪影響を与えているのではないかという意見が出されました。

 

〇ヒメコミズメイガ(稲畑、吉安)

ヒメコミズメイガの幼虫を発見する調査計画について稲畑さんと吉安先生から説明していただきました。ヒメコミズメイガは深泥池をタイプ産地とするガの一種で、深泥池では現在でも稲畑さんの昆虫調査で多く確認されています。一方で全国的には希少とされ、幼虫はまだ見つかっていません。

このため、来年度の現状変更申請で本種の調査を加える提案がされました。具体的には、羽化前の5~6月に池の中の水生植物を調査し、ヒメコミズメイガと思われる幼虫が見つかった場合は飼育して羽化させ、成虫を確認するそうです。

 

〇その他現状変更申請・外来魚駆除作業について

・水生生物研究会の幹事名簿を更新

・斉藤さんの水質調査の頻度を1週間に1回から2週間に1回に変更

11月の一斉水質調査の開始時間を10時に前倒し

・浮島の植生調査とシカの生息状況調査については松井先生に尋ねて申請方針を決める

・稲畑さんの昆虫相調査として冬季の底生調査を追加

・宮本さんから前回提案があった護岸については例年の現状変更申請の内容で対応

・次回の打ち合わせ会で外来魚駆除作業の開始日、調査地点を決定

・来年度のお弁当代の増額を検討

 

〇今後の予定

38日(日)14:00-:第221回打ち合わせ会(於:深泥池会館)

45日(日)14:00-:第222回打ち合わせ回(於:深泥池会館)

412日(日)9:00-2020年度外来魚捕獲作業開始、以後毎週木、日曜日9:00-

53-6日(日-水):深泥池展(39-11時:準備)

530-31日(土-日):ジュンサイ刈り取り

66-7日(土-日):ジュンサイ刈り取り

613-14日(土-日):ジュンサイ刈り取り