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2004年 9月の深泥池水生生物研究会からのお知らせ

連絡係 安部倉 完

第56回打合会 出席者(9月5日開催)

竹門康弘、田末利治、安部倉 完、井上庄助、光田重幸、成田研一、村上宜之、野尻浩彦、伊藤昭雄、池澤篤子、坂東忠司、名倉京子、辻野 亮、高橋淳子、田崎純平
15名

(敬称略)

1. 本年度8月までの外来魚駆除

本年度のブルーギルの個体数の除去法による推定値は2940±540尾となりました。前年度は4700尾と推定されており、今年は大きく個体数が減少したようです。駆除開始1988年には9800匹程度と推定されていますので、7年目で個体数は3分の1になったことになります。また,特筆すべきこととして,今年の夏はまだブルーギルの稚魚が1匹も捕獲されていません。産卵は確認されているため、稚魚の生存率が今年は極めて低いと考えられます。原因として、産卵床の破壊の効果もあるが、カナダモの繁茂により水面の表層しか生息空間がなくなり、稚魚うまく成育しなかったこともあるかもしれません。

2. 8月の水質・底質調査結果

深泥池には、植物やプランクトンの遺体が浮泥となって大量に堆積しています。それらが、分解するときに酸素を消耗してしまうため、底層は好気性生物が棲めなくなっている可能性があります。1970年代に生息していたドブガイ類は,1998年の調査では絶滅してしまった可能性が指摘されていますが,その原因として底層の貧酸素化が考えられます。そこで、8月に池開水面全域で底泥厚と溶存酸素濃度を測定しました。その結果、カナダモのある場所の表層では溶存酸素やpHが高く、また、ジュンサイの場所では溶存酸素やpHが低い傾向にありました。また、どちらの場所でも底層では酸素量が極めて低いことがわかりました。

3.水質の変化について

去年度に水道水の漏水流入が減少してから、池の水質は全域でpH6台となり、電気伝導度も40μS程度と大変低くなっており、水道水の影響が池全体に及んでいたことが分かりました。しかし、問題は完全に解決したわけではなく、雨が降り水量が増したときには、漏水の一部が池に流れ込んでしまう状況です。また、ポンプが故障すれば再び水道水が流れ込んでしまいます。これを改善するためには、ポンプのくみ出しだけではなく、他の対策が必要になってくるでしょう。

4.次回の打ち合わせ会

次回打ち合わせ会は10月10日(日)14時から深泥池会館で行います。ふるってご参加ください。

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