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2006年7月の深泥池水生生物研究会からのお知らせ

連絡係 安部倉 完

第77回打ち合わせ会出席者 7月2日(日)

竹門康弘、安部倉完、嶋村鉄也、岡田英三郎、田末利治、伊藤昭雄、湯本貴和、村上宜之、伴 浩治、大石高典、成田 研一、辻野 亮、12名

(敬称略)

1.はじめに
訃報

深泥池を美しくする会の会長をなさっておられた井上庄助さんが癌のため、7月1日にお亡くなりになりました。井上さんは本研究会の立ち上げ当時から地元住民の方々に参加を呼びかけてくださるなど、長年、本研究会の活動を支えて下さっていました。ここ数年は体調を崩しておられ、殆ど活動には参加しておられませんでしたが、時折、池に足を運んでは作業の様子を見に来ておられました。お亡くなりになる一週間前にも作業を見に来られたのですが、それが会への最期の参加となってしまいました。謹んで哀悼の意を表すると共に、井上さんの御冥福をお祈り申し上げます。

2.夏休み底生動物調査の予定(竹門康弘さん)

8月13日13:00より恒例の夏休み底生動物調査会を開催します。今年で9年目になります。池の中に住む生き物を1時間程度採り、後半は深泥池会館で名前調べをする予定です。小学生からお年寄りまで、どなたでも参加できます.天然記念物の生物に触れることの出来る数少ないチャンスですので、ぜひお誘い合わせの上お越しください。子供たちの夏休みの思い出作りや自由研究の題材に最適と思われます。当日は、ぬれても良い格好とサンダル、帽子、網などを持ってお越しください。

3. 6月の外来魚駆除報告(6月4日?6月25日)(安部倉完さん)

投網 1回
ブルーギル 0尾 バス稚魚1尾

エリ網 7回
ブルーギル 1尾(ギル稚魚0尾) バス0尾(稚魚6279尾) カムルチ1尾 フナ0尾(稚魚106尾) 

もんどり5回(雨のため中止2回) 
ブルーギル 41尾 バス0尾 (稚魚22尾) フナ0尾

産卵床の破壊(卵ありのみ)
バス 3個 ギル 3個

計 バス 0尾 ブルーギル 42尾 (2006年 総計 バス29尾,ギル156尾)

となりました。ギルもバスも成魚の魚影は殆ど見られなくなりましたが、4cmくらいのバスの稚魚は頻繁に泳ぎまわっているのが観察されました。特に密度の低くなったブルーギルをいままでのようなモンドリや投網、エリ網などの方法で捕獲するのは難しいのかもしれません。外来魚の駆除が進んでいますが、フナの稚魚の捕獲数が増加しているだけで、ヨシノボリやモツゴの数は一向に増えてきている様子はありません。最近、泥が池底を覆い、産卵場所に適した場所がなくなってきている可能性があります。今後は、これらの在来種の数の回復の方法も検討する必要がありそうです。

また、密放流よけのために、魚が掛からないような目の粗いネット(メッシュ5cm)を公園前に岸辺沿いに設置し、公園前で放流された外来魚はすべて網の中にとどめるようにしました。

4. 鹿対策(辻野 亮さん)

鹿のネットを張る場所について検討しました。基本的には鹿は航空写真によると主にちんこ山付近から浮島に侵入しているようです。池の中を泳いでいたという報告例もあるので短い距離ならば泳いで進入してくる可能性も高いと思われます。柵は学生前山道から見えにくい林の中に水道水流出口、そしてちんこ山までを完全に囲い、一部池の内部にも柵を張り主に東側からの鹿の侵入を防ぐ案が出されました。道路側や病院側から侵入してくる可能性もありますが、景観上の問題から今回は道路沿いに張る案は見送ることにしました。市には柵を張る案を申請するつもりですが、問題となるのは柵を張る土地の管理者が複数にまたがっているため、管理者との交渉が難しいことです。

5. 東稜高校の現地実習について(伴 浩治さん)

毎年、東稜高校の学生さんには外来魚標本実習「お魚の身体検査」として、捕獲された外来魚の体長測定を行なってもらっています。今年は体長測定の他に10月5日に現地実習を行なう予定です。内容としては、カダヤシの捕獲、外来植物の駆除などの保全作業に実際に参加していただく予定です。

6. 次回

次回の打ち合わせ会は、9月3日(日) 14時から深泥池会館で行います。