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2007年9月の深泥池水生生物研究会からのお知らせ

連絡係 安部倉 完

第89回打ち合わせ会出席者 9月1日(土)14:00-17:00

竹門康弘,安部倉完,田末利治,伊藤昭雄,宮本水文,西堀智子、伴浩治、嶋村鉄也 8名(順不同,敬称略)

1.はじめに

次回の打ち合わせ会は2007年10月7日(日) 14:00 から深泥池会館で行なう予定です。

2.夏休み底生動物調査結果報告(竹門康弘)

8月12日に実施した夏休み底生動物調査の結果が報告されました.以下はその概要です.

『今年の夏休み底生動物調査には24名が参加し,計59タクサ570個体が採集された.今年は,ミヤマアカネ,ナニワトンボの幼虫が確認された点が朗報である.集計結果からは開水域全体の種組成に大きな変化は無いようにも見えるが,西南開水域の全域で底生動物が大きく減少していることがわかった.とくにトンボ類,トンボ類,エビ類,貝類の減少が著しかった,たとえば公園前排水口付近に大量に生息していたカワリヌマエビ属は全く採集できなくなった.いっぽう,これらの底生動物は東開水域には健在しており今回の採集物の多くはこちらで採集されたものである.西南開水域で底生動物が減少している理由として,水草の茂り過ぎによる堆積有機物の増加が挙げられる.底質に付着する有機物の量が例年よりも増加しておりあたかも手入れの悪い水田のような状況となっている.水田に大量発生することで知られるウスイロユスリカが今年初めてまとまって採集されたことは象徴的である.この状況を改善するには,茂りすぎたジュンサイ,オオカナダモ,コカナダモの除去や泥抜きの再開をする必要がある.文責:竹門康弘』

確かに南西開水域の公園前付近の動物が貧弱となったようです.ハブタエモノアラガイ、カワリヌマエビ、ザリガニすらも減少していました.もし,上記の説のように溶存酸素濃度の低下が原因であるとすれば,繁茂しすぎたジュンサイやオオカナダモの刈り取りや池底の溜まりすぎた泥の取り除きをする必要があるという点で一致しました。また、実際の対策として,オーバーフローの所にパイプを通し工事用の携帯排水ポンプを用いて、公園のトイレの下水に泥を流せば簡単ではないかと意見が出されました。

3.東稜高校の深泥池深泥池現地実習(伴浩二)

棟梁高校の生徒の1クラス(40名程度)が,10月2日(雨天の場合は10月9日を予定)に,深泥池で天然記念物や外来生物問題と保全事業について体験学習を行ないます。当日は,竹門・伴+TA(teaching assistant)5名の指導で,午前中は水質調査や底生動物のサンプリングなどの各地点の基礎調査を行ない午後にナガバオモダカの除去作業を手伝ってもらう予定です。

4. 9月からの外来魚駆除作業

9月の外来魚駆除作業は,9月9日(日)から再開します。それ以後は、これまで通りに日曜日と木曜日の週2回の予定で作業を行なう予定です。外来魚除去作業は10月いっぱいまで行なう予定です。

5. 次回

次回の打ち合わせ会は2007年10月7日(日) 14:00 から深泥池会館で行ないます.