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2008年5月の深泥池水生生物研究会からのお知らせ

連絡係 安部倉 完

第97回打ち合わせ会出席者 5月4日(日)14:00-17:00

竹門 康弘、宮本 水文、田末 利治、伊藤 昭雄、辻本 典顯、加藤 義和、西村 弘子、島田 美咲、辻野 亮、安部倉 完 10名

(敬称略)

1.はじめに

次回の打ち合わせ会は2008年6月7日(土) 14:00 から深泥池会館で行なう予定です。日曜日ではありませんのでご注意ください。

2. 4月の外来魚駆除報告(4月5日-5月1日) (安部倉 完)

刺し網 8回(1回あたり8枚の刺し網) 4月5日設置

ブルーギル 0尾, バス 7尾, カムルチ 12尾(12尾死亡), フナ 15尾(3尾死亡),コイ3尾, ウシガエル 1匹, 

投網 5回

ブルーギル 24尾, バス 2尾

エリ網 2回 4月20,27日設置

ブルーギル 2尾, バス 1尾, カムルチ 0尾, フナ 4尾 

もんどり4回 

ブルーギル 24尾 バス2尾

産卵床の破壊(卵ありのみ)

バス 1個(うち1個は人工産卵床), ギル 15個

計 バス 12尾 ブルーギル 50尾

となりました。

オオクチバス

オオクチバスはすべて体長20cm代の大きさで大型の物は殆どおらず、密放流と思われる個体は捕獲されていません。産卵床は,南水路のヒメコオホネの前で1度人工産卵床に産卵されたものを破壊しました。体長20cm以下の個体が頻繁に公園道路前で泳いでいるのは見かけますが、体長が小さく成熟サイズに達していないようです。去年よりはバスの魚影は少ないようです。

ブルーギル

バスの産卵が少なかったのに対し、今年のブルーギルの産卵開始は早く4月中旬から産卵床を作っている個体が多数観察されました。実際の産卵が確認されたのは4/25以降でした。産卵床を守っているサイズの個体は、モンドリの中に入ることは少なく、そのため、この時期の繁殖個体はモンドリより投網で捕獲する方が確実ですが、ブルーギルは大変賢く,投網をもって岸辺に立つと逃げてしまうため工夫が必要です。捕獲された個体の6割は10cmを超えるサイズで婚姻色が出ており、大型な個体が多いようです。個体数は少ないものの、密度が下がった事により成長がよくなっている可能性があります。今後、これらの大型の個体をより効率よく捕獲する方法を模索する必要があります。

3. 泥抜き(伊藤昭雄)

低酸素化した池底の水質改善のため,6月以降の降雨時に、試験的に泥抜きを行う予定を立てました。75mmの泥抜きパイプで試験的に試したところ約20リットル/秒の量で水が抜けることが分かりました。しかし、ジュンサイの根が繁茂しているところでは、根が予想以上にしっかりと根付いており、最初だけしか浮泥が抜けないという問題があるようです。蛇腹の放水管を購入し広い範囲から満遍なく泥を抜く必要があるのではないかという意見が出されました。

4. 植生管理(宮本水文)

深泥池南岸の樹木はここ30-40年間に伸張し樹冠が池の水面上に大きく張りだすようになっています。その結果、林床や池内が日陰となり、岸辺の抽水植物、ヒメコウホネ・ジュンサイ・タヌキモなどの水生植物、付着藻類、底生動物群集などに多大の影響を及ぼしていると予測されます。府立大学の高原研究室で行なった樹冠分布調査結果をもとに、具体的な植生管理目標を定めて、枝払いや伐採などの管理をしていくのがよいということになり、宮本さんが高原光先生と相談することになりました。

5. ボートと草刈り機の購入について

調査小屋に置いて使用しているボートと草刈り機が破損し、更新する必要を生じました。ボートは様々な調査目的に使用しますが、主には外来魚駆除事業ならびにマコモやヨシなどの水生植物管理に用いているものです。また、草刈り機も京都市の植生管理のお手伝いのために使用しているものです。したがって、水生生物研究会が自前の研究費獲得により購入するのではなく、まずは京都市に購入を打診するのが筋であろうということになりました。

6. 外来魚駆除作業

毎週木曜日と日曜日9:00-12:00刺し網、投網、モンドリなどによる外来魚の駆除作業を行なっています。恒常的に人手不足となっていますので手伝っていただける方を募集しております。

7. 次回

次回の打ち合わせ会は2008年6月7日(土) 14:00 から深泥池会館で行ないます。