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2008年6月の深泥池水生生物研究会からのお知らせ

連絡係 安部倉 完

第98回打ち合わせ会出席者 6月7日(日)14:00-17:00

竹門 康弘、宮本 水文、田末 利治、伊藤 昭雄、成田 研一、野尻 浩彦、加藤 義和、西村 弘子、島田 美咲、村上 宜之、村上 伊佐弥、安部倉 完

12名(順不同,敬称略)

1.はじめに

次回の打ち合わせ会は2008年7月6日(日) 14:00 から深泥池会館で行なう予定です。

2. 写真展 (成田 研一)

4/30-5/6の間、長久堂で実施した深泥池写真展には計300人ほどの来客ありました。前年度は,学会発表のポスターをそのまま掲載したものあったことから専門的なポスターが多く分かりにくいとのことでしたが、今年は一般向けに作成した写真入のポスターが多く好評でした。(多くの方々に出展していただきありがとうございました。)

3. 5月の外来魚駆除報告(5月4日-6月5日)

刺し網 6回  5月25日撤去

ブルーギル0尾 バス2尾 カムルチ11尾(うち10尾死亡) フナ 13尾(うち7尾死亡) ウシガエル2匹 コイ1尾 キンギョ1尾(5/15捕獲)

投網 7回

ブルーギル11尾 バス6尾

エリ網 2回

ブルーギル4尾 バス0尾 バス稚魚302尾 カムルチ3尾 フナ4尾 フナ稚魚53尾

もんどり9回 

ブルーギル22尾 バス1尾 カムルチ4尾

タモアミ

バス稚魚20尾

産卵床の破壊(卵ありのみ)

バス 0個 ギル 26個 (うち1個は人工産卵床)

5月の総捕獲数 : ブルーギル37尾 バス9尾 バス稚魚302尾

となりました。

2008年度の4月からの捕獲数の総計は以下のようになっています。

総捕獲数 : ブルーギル57尾 バス21尾 バス稚魚302尾

産卵床の破壊 : バス1個(うち1個は人工産卵床) ギル46個 (うち1個は人工産卵床)

オオクチバス

バスの魚影は少なく、捕獲された個体も10-20cm程度の繁殖年齢に達していない個体が殆どでした。しかし、稚魚が泳いでいるのが頻繁に見かけられるため、繁殖には成功してしまったようです。しかし、去年の同時期の6月のエリ網での捕獲数は1,880尾なので、今年は302尾と去年よりはかなり稚魚の数は少ないようです。

ブルーギル

ブルーギルの産卵床は5/18を最後に発見されていません。しかし、46個の産卵床の破壊行っていますが、去年においての推測では4歳魚は10尾以下となっているため、4歳以下の個体も繁殖に参加している可能性もあります。2歳で、すでに体長11cm以上に達している個体も多く、駆除による密度の低下から餌が豊富になり成長が早まっている可能性があります。1歳魚以上の捕獲数は去年の1/3と少ないですが、体長10cm以上の大型個体が多いという傾向があります。鱗による年齢推定では1歳魚および3歳魚以上の個体は殆ど捕獲されていないことが分かっています。

4. 植物の刈り取り(伊藤 昭雄)

6月より、キショウブの抜き取り、水路をふさぎつつあるマコモとガマ、繁茂しすぎて外来魚の駆除の妨げとなっている水中植物の刈り取り及びバス停前のヨシ刈りを中心に行なうことになりました。なお,景観を損ねないために,刈り取った植物の陸揚げは,7月に入ってから開始することとしました。ごみの回収は7/22 におこなう予定です。また、京都市の予算でボート1艘と草刈り機1台を購入しました。

5. 植生管理(宮本 水文)

深泥池南岸の樹木はここ30-40年間に伸張し樹冠が池の水面上に大きく張りだすようになっています。その結果、林床や池内が日陰となり、岸辺の抽水植物、ヒメコウホネ・ジュンサイ・タヌキモなどの水生植物、付着藻類、底生動物群集などに多大の影響を及ぼしていると予測されます。このため、周辺林を里山的な景観を目標象として定めて、それらに向けて手入れを行ってはどうかという意見が出されました。そのためには、京都府大高原さんに、水際の植生についての調査を行ない今後どのように管理していくか具体的な方針を議論していくという方向になりました。

また、シカは今も深泥池周辺に頻繁にあらわれているが、親シカも子シカもがりがりにやせているというという報告を受けています。

6. 外来魚駆除作業

毎週木曜日と日曜日9:00-12:00刺し網、投網、モンドリなどによる外来魚の駆除作業を行なっています。前期の作業は7月末くらいで終了する予定です。

7. 次回

次回の打ち合わせ会は2008年7月6日(日) 14:00 から深泥池会館で行ないます。