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2008年7月の深泥池水生生物研究会からのお知らせ

連絡係 安部倉 完

第99回打ち合わせ会出席者 7月6日(日)14:00-17:00

竹門 康弘、宮本 水文、田末 利治、伊藤 昭雄、成田 研一、伴 浩治、加藤 義和、塩田 貞子、嶋田 美咲、高原 光、辻本 典顯、安部倉 完 12名(順不同,敬称略)

1.はじめに

次回の打ち合わせ会は2008年9月14日(日) 14:00 から深泥池会館で行なう予定です。また、後期の外来種除去作業は同日9月14日9:00-12:00から10月の末まで毎週木曜日と日曜日と行なう予定です。

2. 6月(6月8日-7月3日)の外来魚駆除報告(安部倉完)

投網 1回

ブルーギル0尾 オオクチバス1尾

エリ網 6回

ブルーギル4尾 オオクチバス0尾 バス稚魚39尾 カムルチ1尾 

フナ2尾 フナ稚魚98尾 スッポン1匹(7/3捕獲)
もんどり6回 

ブルーギル12尾 オオクチバス0尾 オオクチバス稚魚4尾 

産卵床の破壊(卵ありのみ)

ブルーギル8個 オオクチバス0個 

6月の総捕獲数
:

ブルーギル16尾 オオクチバス1尾 オオクチバス稚魚43尾

2008年度総捕獲数 :

ブルーギル73尾 オオクチバス22尾 オオクチバス稚魚345尾

2008年度産卵床の破壊 :

オオクチバス1個(うち1個は人工産卵床)  ブルーギル54個 (うち1個は人工産卵床)

7月現在、オオクチバスの魚影はほとんどなく、時々稚魚が泳いでいるのが見られる程度です。ブルーギルは,学生アパート前とヒメコウホネの生えている流れ込みのもんどり近くに5-6尾程度泳いでいるのが見られるだけで、その他の場所ではほとんど見つけることができなくなりました。6月に捕獲された個体はいずれも体長7cm程度の1歳魚でした。これらのブルーギルはもんどりではなかなか捕獲されないため、学生アパート前に、10本のハリスによる延縄も試みところ、すべて糸が切られてしまいました。おそらく、カムルチが噛み切った物と思われます。

4-6月のブルーギルの総捕獲数は、去年の同時期と比べて1/3程度であり、個体数は昨年よりもさらに減少しているようです。オオクチバスの捕獲数は14尾から22尾と増加していますが、ほとんどは10-15cm程度の去年生まれの1歳魚でした。

3. 植生管理とモニタリング(高原 光・加藤義和)

深泥池南岸の樹木は、ここ30-40年間に伸張し樹冠が池の水面上に大きく張りだすようになっています。その結果、林床や池内が日陰となり、岸辺の抽水植物、ヒメコウホネ・ジュンサイ・タヌキモなどの水生植物、付着藻類、底生動物群集などに多大の影響を及ぼしていると予測されます。今後、試験的な間伐を行なうにあたり,光環境の現状と下層植生への影響を評価するために、年間を通じて照度の測定をしていかなくてはならないとの意見がありました。また、間伐の方法についても、太い枝を払うのか、根元から切ってしまうのかなどの検討をすべきとの意見もでました。また、試験地の候補としては、ヒメコウホネ等の希少種の保全目的としても、あるいはドブガイやトビケラなどの底生動物の回復を期待するためにも、礫底で泥が比較的少ないヒメコウホネのある場所や学生前アパート前が適当であるとの意見が出されました。また、試験地では底生動物、水生植物、着生藻類などの事前事後調査を行なっていく必要があると思われます。

4.その他の報告(辻本 典顯)

京都府のレッドデータブックで準絶滅危惧種であり、京都市内では絶滅したと思われていたキイロサナエ♀が、7/6に深泥池で30年ぶりに捕獲されました。生息場所は流水域であるため、どこからか飛来してきたものと思われます。

5. 夏休み底生動物調査会(竹門康弘)

8月10日13:00より恒例の夏休み底生動物調査会が行なわれる予定が確認されました(その後8月10日に無事終了)。調査会の報告は,次回9月14日の打ち合わせ会で行なわれる予定です。

6. 外来魚駆除・草刈り作業予定(安部倉完)

今年の前期の作業は、7月20日で終わりにすることを決めました。刈り取った植物遺体の回収を、京都市文化財保護課に7/22 以降にお願いすることにしました。後期は、9月14日毎週木曜日と日曜日の9:00-12:00に、刺し網、投網、モンドリなどによる外来魚の駆除作業を行なう予定です。

7. 次回

次回の打ち合わせ会は2008年9月14日(日) 14:00 から深泥池会館で行ないます。