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<今回の事業に関しまして電話・電子メールでコメントを寄せていただきました>


伊藤 昭雄さん(京都上賀茂在住・深泥池を美しくする会)

深泥池を美しくする会で長年深泥池の保全に関わってきた。水生動物には 今まで余り関心がなかったが、この事業に参加して、興味も高まった。作業 そのものは、はじめの頃大勢が参加したが、回数を重ねてくると人手も減り、 地元の人ばかりが関わりがちだった。今後は学生さんの力がもっと必要では ないか。同じやるなら、えりを増やしたりして、今以上に大規模にやりたい。 カメ採り専用のかごも検討したらどうだろうか。ただし、稚魚の小さすぎる のは一度にたくさんとれるので、人手がない折は数えるだけでも時間がかか る。これらの稚魚の捕獲・記録に関しては再検討が必要かもしれない。また、 調査結果のデータをもっと早く知りたいところだ。

体調も悪くないので、来年度もフルに動きたい。個人的にはカメの方面に 興味を覚えている。カメの調査・捕獲・資料集めをしっかりやりたいと思う。

(伊藤さんは井上さん、田末さんと共に?上げ作業にほぼ毎回参加されてい ました。なお、聞き取りの内容は編集部で要約いたしました。)


平田 剛士さん (北海道滝川市在住・フリーライター)

「無い物ねだり」に戒めを

一から十までアメリカ流にやりたいから、とブラックバスやブルーギルを 持ち込んだ釣り愛好者。誰も持っていない珍種を飼いたいから、とワニガメを 買い、挙げ句にぽいと捨てていったペットマニア。もし彼らが最初に、自分の 欲望は無い物ねだりなのだと我慢できていたなら、深泥池に移入種問題は起き なかったかもしれません。

「無い物ねだり」は、かつて確かに戒めの言葉でした。でも社会が豊かさなる ものを希求するうち、いつの間にか意味を失ってゆきます。いま日本では、モ ノをどこまでも追い求め、獲得することは、むしろ善とされます。

どこかネジ曲がってはいないでしょうか?

なべて移入種問題は「人間問題」だと思います。人間みずから「改善」せずには、 問題解決はおぼつかないでしょう。「善」の意味をもう一度考え直し、 「改」めていかなければ――。

深泥池での調査活動にほんの少し関わらせていただいて以来、そんなことを考えて います。

(平田さんは雑誌『週刊金曜日』にて当事業を紹介されました。 記事の方はこの冊子の「記事のページ」に掲載しております。)


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